風の便り episodo.43 


東海道 大田区 磐井神社
ミシシッピ赤耳カメ
 池や沼、川を覗いてカメを発見したら是非耳に当たる部分を観察して欲しい。写真のように赤かったら、それはミシシッピ赤耳カメである。この磐井神社にいたカメもそれであった。
 本来、石亀など日本固有のカメを神社には期待するのだが、ここで見かけたのは残念ながら全て外来種と言うことになる。
別に彼らが悪いと言っているのではなく、同じ池に石亀と一緒に入れると、明らかに繁殖力の違いから石亀を駆逐してしまう。ブラックバス、ブルーギルと同様、強いのは外来種であり、鮒や石亀に生きる道はない。
 ケータイ小説は横書きの文化であり、オヤジが好む縦書きの小説を駆逐しようとしている。文化は流れる川のように留まる事を知らず、勝ち残ったものが次の文化となり、それはカメも同じかも知れない。事実、このエッセイも横書きでお送りしている。
 卑弥呼の時代から異文化を受け入れ世界に類を見ない文化を築き上げてきた日本、ミシシッピ赤耳カメやケータイ小説でビビッている場合ではない。

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