風の便り episodo.42 


甲州道中 笹子峠
禁煙
 やはり世間は禁煙である。笹子峠への登り口、「簡易灰皿、ご自由にお持ち下さい」のポストがあり、中にポケット灰皿が有ると期待したら裏切られ、入っていたのはタバコの空き箱。
 いま、タバコの箱には「喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。」「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」「たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。喫煙の際には、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。」と書いてある。
 これは、米国的な訴訟社会への自己防衛なのかと考えてしまう。昔、専売公社。現代は日本たばこ産業株式会社。海の向こうではマルボロが訴訟を受け多額の賠償金を支払った。
 たばこをやっつけることは容易い。受動喫煙というマジックで、喫煙者や生産者はノックダウンである。しかし社会で本当に隠したいものは他にあるのではないだろうか。それを糾弾されては社会が成り立たなくなる恐れがあり、それから市民の目をそらすためのプロパガンダのように禁煙運動は思えてならない。そこにはタバコのような小さな利権ではなく、もっと大きな利権が見え隠れする。
 しかし・・・、やはり喫煙はやめたほうが良い。別に長生きしたいわけではなく、人への影響は関係ない。そう思う輩は喫煙を続ければ良いし、たとえタバコ1箱千円になろうとも、吸い続けたいと思う人は禁煙に踏み切るべきである。

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