風の便り episodo.39 


中山道 塩尻峠
紙オムツ
 実はパパには1984年生まれの娘がいる。その上には1981年生まれの息子、その息子の時代は布オムツと紙オムツの割合が半々であったが、娘の時代からは全て紙オムツになった。そう、メリーズという紙オムツがパンパースを凌いだ年である。
 中山道を旅するボクたちの時代には当たり前になった紙オムツも、昔は高価で中々手が出ない商品であった。家庭では使用後、ポイっと捨てられる紙オムツであるが、街道歩きではそうは行かない。彼が飲んだミルクの重量が、デイバックの中でパパの背中を苦しめる。ミルクを背負っていると思えば軽いものだが、たっぷり含んだオムツとなると納得がいかないものである。
 布オムツは、捨てることも無く洗濯すれば再利用できる。今の時代に合った省エネ・・・?。しかし洗濯するには水と電気が必要、さてコストを落とし大量に生産される紙オムツとどちらがエネルギーを使わないのであろうか。
 忘れてならないのは、紙オムツの処分。たっぷり水分を含んだ紙オムツを普通ゴミとして処分した場合のエネルギーまで考えが及ばない。それを思い出させてくれるのが街道歩きである。汚れた布オムツを背負うのと、隙あらば駅のゴミ箱に捨ててやろうと考えている紙オムツを背負う場合の微妙な違いが分かるのである。
 

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