風の便り episodo.32 


中山道 紅坂一里塚にて
虫垂炎
 2004年5月31日、右下腹が痛いと言い出したのが、始まりだ。6月5日〜6日は、中山道の続き鵜沼からスタートの予定、これはまずいと、医者へ行くと虫垂炎だという。小学生の大河は全身麻酔なので、なるべく薬を使って炎症を止めた方がよいといわれ、2週間が過ぎた。しかし一向に変化はなく、痛みは増すばかり、このまま慢性化したらと思い、医者と相談し切ることになった。しかし、採血だけでも顔面蒼白の彼にとって手術と聞いただけで卒倒しそうなのである。もちろん本人に確認すれば、手術拒否。いつまでも痛いのが続いている方が辛いよとのママの説得で、やっと同意した。手術は6月11日14時から、1時間半の格闘の末長さ7cm程の巨大な虫垂が両親の目の前に。へその緒を鉛筆の太さにした感じである。確かに、赤く炎症を起こしている部分が認められた。虫垂がこんなに長いものだとは思っても見なかった。これで一安心、切開口も2cmと小さく、やれやれといったところである。もう暑い季節が始まってしまった。彼の傷の癒えた頃、涼しくなった頃、鵜沼から先へと足を伸ばしたい。家族5人の旅は、全ての旅人の健康が基本なんだと、再度思い知らされた事件であった。

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