風の便り episodo.27 


中山道大桑村にて
リサイクル
 古新聞・古雑誌が昔のリサイクル。現在は分別収集の時代である。そのうちきっと我々もリサイクル。エジソンやアインシュタイン、ゲーテの脳をリサイクルする時も来るかもしれない。有る物と無い物、無い物はリサイクル出来ないし、有る物は形を変えて再び姿を現す。きっとリサイクルは今に始まったことでは無いのかもしれない。この私も誰かのリサイクル。
 この大桑村の大仰な「リサイクルステーション」を見たとき。きっとリサイクルに近い人たちが作り上げた物なのかと感じた。輪廻転生なんだよリサイクルは、って突きつけられた。デジャブって有るだろ。中山道を歩いていても、時々感じるんだ。この景色絶対、以前見たことがあるって。何万人の人たちが通り過ぎていった街道を歩いてみると、強烈なデジャブに度々襲われる。今日まで生きてきたDNAの中にそれは存在するんだ。そのDNAがリサイクルを確認するために、私を歩かせているのかもしれない。いくらリサイクルしても、量に変化はない。それは、物質も精神も同じ。リサイクルされた私が、リサイクルされた中山道を歩きリサイクルステーションに巡り会う。

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