風の便り episodo.23 


和田宿にて
路線バス
 中山道の和田宿から和田峠を越えて,下諏訪までの路線バスが無くなった。古い記憶では確かに営業していたはずなのに。私の住んでいる地域にもそんなバスはある。昔は何本も走っていたバスが,マイカーに押され国土交通省の認可ぎりぎりのダイヤで運行している。
 鉄道が廃線になるとニュースになり最終便はカメラの放列で飾られるが路線バスはどうだろう。きっとひっそりと去って行くのではないのだろうか。この村の豪華なバス停は,きっとそんな社会への批判なのではないだろうか。村人に聞けば,村民の大半はマイカーで町へ出て会社勤めだと聞く。たまに来た中山道を歩く暇人の為にバスを走らせるなど,もってのほかと言いたそうであった。
 都会では,バス専用レーンを列をなして走ってゆく路線バス。たばこのように一度始めたらなかなかやめられないマイカー。RPS法が始まり,京都議定書のクレジット取引の試行が始まった2003年。旅人のためにも,もう一度路線バスを見直して良い時が来たように感じるのは私だけでしょうか。 

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