風の便り episodo.17 


滋賀県草津アーケード
自転車

 草津のホテルに泊まり,今日でゴールだと張り切って町に飛び出した我々を待っていたのは,想像を絶する自転車軍団であった。
 この写真こそ数台しか写っていないが,やっとカメラを構えるゆとりができたからで,数分前は道幅一杯に通勤通学の自転車が,我々の肩をかすめて器用にすり抜けていったのである。中にはザックに接触する乱暴な学生もいて,ヒヤッとした。もちろんこの時間に,駅から遠ざかる方角へ歩く者など無く,彼らにとっては数人の親父軍団こそ迷惑な存在だったのであろう。後で気が付いたのだが,こんなに大量の自転車が駅に向かっているのに,その駅にはほとんど自転車があった記憶がない。いったい何処へ彼らは自転車を隠したのだろう。東京近郊では何処へ行っても,放置自転車の洪水で,乳母車や車椅子などが迷惑している。
 中山道を旅しているので,今度草津に行ったときは,その回答を見極めたい。

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